円について
本日は私達が住んでいる日本の通貨、【円】についてお話します☆
日本円は世界で3番目に多く使われている通貨です。
ちなみに、1位は【米ドル】、2位は【ユーロ】です。
関係ない話ですが、電子マネーの「Edy」はこの3通貨の頭文字を取った物なんです。
E=Euro(ユーロ)、d=Dollar(米ドル)、y=Yen(円)
この3大通貨に次ぐ第4の通貨になって欲しいとの願いを込めてつけられたらしいです。
少し脱線してしまいましたが、円の話に戻ります(汗)
円の特徴として、国内の要因よりも海外の要因に起因して為替相場が動く傾向にあり、特に米ドルとの関係性は強く、米ドルの動きによって為替相場が左右される傾向にあります。
また日本円はかなりの低金利政策を取っているのでキャリートレードという円をベースに借り入れ、利率の高い海外通貨を取引する行為の代表通貨でもあります。
この低金利と、日本が経常黒字国であること、社会情勢から見たリスクの低さ、物価上昇率が低いことなどを理由に、安全資産とみなされて円がキャリートレードに利用されるのです。
FXではこの安全神話が重要視され、日本などが起因し、円そのものによって、極端な上下が無いという特徴があります。
リスク回避として円が買われる傾向にあることも投資家の間では認知されており、安全資産とみなされた結果、前述したとおり、他の通貨と比べ、日本国内の経済指標が日本円の価値に与える影響は少ないと言えるでしょう。
トレーダーや投資家が恐れているのは・・・
最もトレーダーや投資家が警戒しているのは、
日本銀行の為替介入です。
急な円高が起こった場合に財務大臣が日本銀行に一定の価値まで戻すことを目的にドルを買い増します。
為替介入のタイミングは事前の予測や日本銀行が意図するタイミングで行われるので、完璧なタイミングで把握するのはむずかしいです。
但し、介入が近くなってくるとニュースなどで取り上げられるので、もし介入の話をニュースなどで耳にしたら警戒しましょう!!
また、政治的側面からも為替の側面からも経済の側面からもアメリカとの関係性が深いことから、アメリカの経済状況が悪いと円高に進む傾向があります。
そして、アメリカの経済状況が良いと円安に進む傾向にあり、米ドルの動きがそのまま日本円の動きであるとも言えるでしょう。
特に注意しなければならないことが、アメリカの金利政策・金融政策の発表であり、アメリカの金利が上がった場合にはドル預金や米ドル投資が進み、ドルに買いが走ります。
また金融政策で通貨を増発する場合にもドルが増えますので、必然的に円の価値が上がってしまいます。
私たちの国の通貨は安全通貨として見られて、喜ぶべきなのかどうなのか・・・。
何とも言えませんね^^;