【FX初心者基礎解説】 裁量とは?
裁量とはトレーダーの判断に基づいて取引を行うことを指します。
これはシステムトレードが普及してから使われるようになった言葉で、もともとは相場はすべてトレーダーの判断によって取引されていました。つまり、すべてが裁量トレードだったと言えるでしょう。
しかしながら、数字を扱う以上は統計的な処理が効果的であることは言うまでもありませんよね^^;
リスクという統計的な量を扱って取引をするわけですから、統計学に頼ったほうが良い場合もあるのです。
このようなことからシステムトレードが普及してきました。
つまり、システムトレードとは数値に基づいて算出されたものを判断基準として売買の方針を決めるという方法です。
FXでシステムトレードが普及した背景には、コンピュータ技術の普及があり、過去にはコンピュータで為替レートの動向を探るためには、大規模な設備投資が必要だったのですが、現在ではパソコンとインターネットがつながる環境があれば、設備としては十分だと言えるでしょう。
そのために、FXでシステムトレードが普及してきたのです。
しかしながら、システムトレードは完璧なものではなく、すべての人がシステムトレードを行って利益を確保できるわけではありません。
そのために、裁量トレードも再び注目されてきていると言えるでしょう。
機動的な判断はコンピュータのほうが優れているのですが、大局的な予想はやはり人間がしなければならない事も多いですから、裁量トレードが必要だと考えられるようになってきたと言えるでしょう。
相場を動かしているのは人間の心理状況ですからね☆